SRBG2015 STEN MARK V(ステンマークスリー)2015年製

2015年のBLK化計画(モデルガンの集い)で披露すべく制作されたセミスケールモデル。第二次世界大戦末期のイギリス軍のサブマシンガン
ステンマークVをモチーフに排莢(薬莢の排出)のイメージを重視して設計されている。


銃身はダミーで、実際にオーバンドが射出されるのは銃身の上の隙間。


機関部はスイッチとして機能するトリガーユニットを内蔵。トリガーガードは黒染めのアルミ。


ストックは素手で脱着が可能。機関部と動力部を固定する役を担っている。


大半が塩化ビニールでつか売られている中、マガジンは木材の張り合わせで、中は空洞。


マガジンの中には電源ユニットとして単三電池4本を載せたプレートが納められている。


機関部も素手で脱着できる。前半分は塩ビ板、後ろ半分は木材。


動力部と銃身。ストリングリリースで長短2つの銃身から交互にオーバンドを発射する。


アクセサリー。安全装置とコッキングハンドルは全く機能しないダミー。


道具を使わずに6つの部分に分解が可能。ここからは装填について解説。


フレーム先端にあるダミーの銃身の付け根まで装填済みの銃身ユニットを押し込む。


機関部のユニットをフレーム前方からスライドさせてセット。電源ジャックを繋ぐ。


電源ユニットを入れたマガジンをセットし、こちらのジャックも機関部に繋ぐ。


ストックを後方からかぶせると発射準備完了。後はトリガーを引くだけ。


制作は動力部から始まった。遊星ギアユニットを固定するために板材は彫刻刀で掘られている。
トリガーには電極がかぶせてあり、モーターを回すスイッチとして機能するようになっている。


メインフレームは塩ビパイプ。ドリルで開けた穴を回転ヤスリで広げて成形して行く。


ジョイント部分は1mm厚の塩ビ版を曲げて成形。弾力性を生かしてマガジンを支える。


銃身や安全装置もネジやバネ以外は全て塩ビを使用。


ストックや照準部分等に一部木材を使い、接着部には仕上がりが溶接に似たパテを埋める。


機関部や電線、端子などをマスキングして塗装の準備。


スプレーラッカーで塗装。剥がれて来た場合のリアリティを考慮してまずは銀で下塗り。


仕上げの黒を塗るときは風が強く、斑になるだけでなく、ホコリにも悩まされた。


乾燥中もホコリに見舞われ、仕上がりには不満が残ったが、一応完成。


遠目にはそれらしくし上がり、薬莢風に排莢口から横方向に綺麗にオーバンドを射出。


画像をクリックで動画へ。先端からの発射は殆ど見えないが、
トントンと言う音は、前の扉への命中音。排莢口の中を見ると
グリーンのオーバンドも発射されていることが分かる。

名称:SRBG2015 STEN MARK V(ステンマークスリー)
全長:7600mm 全高:190mm 全幅:335mm
銃身長:250mm 排莢銃身120mm
発射方式:ストリングリリース
装弾数:前方12発 排莢12発
適合装弾オーバンド16番
材料:塩化ビニール、硬質発砲塩化ビニール、桧、朴、ブナ、銅板、銅線、タミヤ遊星ギアユニット、単三電池4本。
塗装:バスシール材、スプレーラッカー

制作者:中村光児(東京都)


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